こどもの習い事
子供の教育方法のひとつとして読み聞かせのすすめについては、別途おすすめの絵本とともに紹介していますが、我が家のこどもの教育の仕方をご紹介します。まだ、長男にしか試していないのでどんな子でも使えるのか、女の子にも使えるのかなどわかりませんが、今のところうまく行っているものもありますのでご紹介しましょう。
習い事の第1回目は、楽器です。まずは、ものぐさ父さんが力を入れているバイオリンから。
バイオリン
日付: 2004年9月27日月曜日時間: 20:31:12
題名: lesson100_バイオリン
長男が5歳のときに、区の施設で開かれる週一回のバイオリンのグループレッスンにかみさんが申し込み通わせ始めました。初めの何回かこそ、自分で連れて行っていた妻ですが、そのうち面倒になり僕がレッスンに連れて行くようになりました。妻が長男にバイオリンを始めさせると言い出したとき、正直僕は反対でした。ただバイオリンを習わせるということがプチブル敵で格好をつけているようなのが嫌だっただけなのですが、実際に長男を通わせる中、彼が使っている楽器に触れるうちにそのすばらしさを理解するようになり、今では個人レッスンの先生を自分で見つけ、長男と長女の二人を毎週を通わせています。仕事が(比較的)早く終わって帰ることができるときには、レッスンを見てやったりもしています。
僕自身は、小学校2年から中学2年ぐらいまでピアノを習っていましたので、簡単な楽譜は読めますのでまだ何とか簡単な指導はできます。ピアノという楽器も極めれば極めるほど奥が深いとは思うのですが、ピアノは押せばそれなりの音が出ますが、バイオリンは正しく弾かないときちんとした音が出ません。自分の出している音が、より直接的に感じることができるのです。
バイオリンを習わせることの唯一の欠点は、お金がかかること。まず第一に先生の人口が多いピアノと比べて、月々のレッスン料が高い。また、ピアノと違い、体格に合わせて違ったサイズのバイオリンが必要になります。一番小さいサイズは、1/16、1/10、1/8、1/4、1/2、3/4の6種類の子供用のバイオリン(分数バイオリンと言うようです)があります。長男は、1/8から始めたのですが、最初はレッスンの時だけ借りていたので、1/4から購入しました。長女は、4歳から始めたので1/10からスタートし、今では1/8を使っています。一番安い鈴木のバイオリンでも新品を買うと、4万円以上します。長男の1/4と長女の1/8は、何とか中古を見つけることができましたが、長男の1/2は見つけることができず、大出費でした。すでにこれまでに10万円以上をバイオリン代に費やしています。まだ、3/4がありますし、さらに大きくなれば二人とも大人用のバイオリンを欲しがることでしょう。大人用のバイオリンでそれなりのものを買うと、安いものでも一台で20万円以上するようです。
なお、万が一自分のこどもにプロを目指すほどの音楽の才能があると思ったら、バイオリンはやめてピアノなどの鍵盤楽器に転向させたほうが懸命でしょう。音楽大学の生徒でも数百万円以上のバイオリンを持っていることがほとんどとか。ピアノやエレクトーンなら、持ち運べないので大丈夫です。
でも、二人がだんだんと上達していくのをみるのは本当にうれしいものです。子供たち二人には、「これはお父さんの趣味でやらせているのだから、養ってもらっているお前たちはやらなければならない」ときちんと説明(?)してありますので、練習をいやがっても最後はあきらめて言うことをききます。長男は、今の先生についてからもう3年ぐらいになると思いますが、始めの2年はなかなか上達しませんでしたが、このところ目に見えて上達してきました。長女は、お兄ちゃんが練習していたのを見ていたのが幸いしたのか、最初の1年をすぎたころからめきめきと上達し、今ではお兄ちゃんを抜かしてしまうのではと思うほどになってきました。ただ、ちょっと難しい曲になると練習をいやがるところがあるのが玉にきずです。
僕がピアノを習っていたときに、よく僕のピアノの先生が言っていたのが、「ピアノを練習すると頭がよくなる」。実際、頭がよくなったのかどうかはコントロールがないのでよくわかりませんが、その後高校受験、大学受験で大きな苦労をしなかったのは事実です。ピアノに限らず、楽器を演奏するということは、常に次の準備をするために先読みをすることが要求されます。また、ピアノやバイオリンのように指を使う楽器の場合、指先を思ったように動かすためには脳を働かせる必要がありますので、本当に勉強にも効果があるのかもしれません。通っていた某国立大学でも、ピアノやバイオリンを習っていた人の割合が同年代の平均より高かったような気がします。もちろん、楽器を習わせてもらえるだけ親が子供に気をかける余裕がある家庭だからというだけなのかもしれませんが。
いずれにしてもバイオリンを習わせてよかったと思っています。おすすめです。もう少し大きくなったら、辞めたいと言い出すかもしれませんが、何か楽器を一つ弾けるとその後の人生がより豊かになることは、自分自身の経験からも断言できます。できれば、(お金の方は何とかするので)大人になっても続けて欲しいと願っています。
おすすめ度: ☆☆☆☆☆
バイオリンに限らず、楽器は先生の質とこどもとの相性が重要です。習っている人の評判をきいてから始めた方がいいと思います。また、お父さんあるいはお母さんがある程度の手ほどきができない場合は、週2回ぐらいレッスンをしてくれる先生がいいと思います。