こどもの習い事
バイオリン4
日付: 2004年11月15日月曜日時間: 21:47:56
題名: violin003 バイオリン4
バイオリンの音程は、どうやったら正しくとることができるようになるのか、こどもに習わせ始めるまで大きな疑問でした。習わせてみてわかったのは、1の指(左手人差し指)、2の指(左手中指)、3の指(左手薬指)の三つの指の位置を固めることから習うことです。鍵盤楽器がドレミのハ長調の曲から始まるのに対し、バイオリンは、ラシド♯のイ長調の曲から習い始めます。これは、低い方から3本目の弦の開放弦がラだからです。また、ドではなくド♯の方が押さえやすい位置なのです。この3つ指のポジション(ラシド♯レ)が固まると、一番音程の高い弦(E線;エー線)で同じポジションの音がでてくる曲になります。さらに次のステップとして♯のつかないドが出てくる曲や、高いミをE線の開放弦ではんくラの線(A線;アー線)の4を押さえて弾く曲に進んでいきます。♯のつかないドやファは、2の指を1の指につけて押さえることで出せます。同様に、レ♯は、3の指に4の指をくっつけて押さえればでるようにできています。したがって、基本のポジションがある程度できてくるとあとは、そこからとなりの指に指をずらすことで自然にだせるようになっていきます。
もちろん、きちんとした音程を出すようになるには結構時間がかかりました。長男の場合、ある程度音程がしっかりしてきたのは、つい最近です。バイオリンの音程の原理が頭での理解のお助けで体でもわかってきたようです。長女は、お兄ちゃんのレッスンや練習をいつも見てきたおかげもあるせいか、最初から体である程度理解できているようです。たぶん、個人差がかなりあるところかと思います。前に書いたように、二人がついている先生の考えではバイオリンでもっとも重要なのは弓を押さえつけずに弦の上のただしい位置で正しい形で弓をすべらせることができるようになることと考えてらっしゃるからら、最初はある程度の音程のずれはあまり指摘しない方針のようでした。その日のテーマが弓やボウイングあるいは楽譜の先読みだったりすると、こんなにずれていてもいいのかなとこちらが心配になるほど、音程のずれを指摘しませんでした(あんまりひどいと弾いている途中で指の位置を自然に正しいところに置くようにサポートしてくれたりはしていましたが)。ただ、不思議なものでだんだんと変な音であることが自分でもわかるようになってくるようです。長男