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ものぐさ父さんのおすすめおもちゃ

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女の子のよろこぶおもちゃ

女の子を育ててみて男の子と明らかに違うなぁと思うのは、服装に対するこだわりです。

長女は、3歳後半ぐらいから朝の着替えで、あれはやだこれはやだとお母さんを困らせ始めました。色だの形だのついているキャラクターだの、いろいろとこだわりがあるようです。

一方長男は、8歳の今でも気になるのはサイズのみ。きつくない限りは文句は言いません。もちろん、新しい服を買ってもらって「よく似合うよ」と言われればうれしそうにはしますが、すぐに転んだり、ひっかけたりで穴だらけです。思春期を迎えるまでは、こんな調子でしょう。 お母さんのこどもの服を買うという楽しみの対象は、すでに長男から長女と次女に移り、今や息子の服はお父さん同様にユニクロ製です。

やっぱり、勝てないのは無理もない。洋服に対する女性の執着心は年季が入っている...

まあ、着もしない洋服をどんどん買う女性の習性がなければ、日本の経済は惨憺たるものでしょうからよしとしますか。土日にしか乗りもしないのに、やれターボが動の、足回りがどうのと言っている男性陣も女性のことを笑える立場ではありませんが...

さて、女の子の好きなおもちゃは、この女性の遺伝子に大きく影響を受けています。はっきり言って、男親の理解の範囲を越えています。ただ、個人差はあると思いますが、長女については成長するに連れて好みが少しずつ出てきました。

乗りもののおもちゃ

2歳ぐらいまでの小さい女の子には、男の子と同様に乗り物のおもちゃを喜ぶこどもが多いようです。

キティちゃん

3歳後半ぐらいからでしょうか、長女がキティちゃんに興味をしめしだしました。5歳ぐらいまでは、もちものすべてがキティちゃんグッズだったと言っても過言ではありません。キティちゃんのどこがいいのか?父親であるものぐさ父さんには、合体ロボを欲しがる男の子の気持ほどよく理解できませんが、キティちゃんが愛されるもっとも重要な理由の一つは、デザインが非常にシンプルでこどもにも理解しやすいキャラクターであることじゃないかと思います。もう少し小さいときにお気に入りだったあんぱんマン同様に丸顔の二等身。これは総じて頭部が体に比べて大きいほ乳類の赤ちゃんに共通する点ですが、将来母親となるために赤ん坊を可愛いと思うようコードされているのかもしれません。

なんとキティちゃんは、今や世界的なブランドです。ドイツのハンブルクに出張した際にハンブルク駅そばのデパートのおもちゃ売場に立ち寄ったのですが、ちゃんとキティちゃんコーナーがあるのです。さすがに、ドイツのおみやげらしくないので買いはしませんでしたが。



男の子が空想の世界に生きる生き物なら、女の子は現実世界を生きる生き物と言えましょう。物心がついた女の子が欲しがるものは、お母さんやお父さんが使っているもの、やっていることをまねできるおもちゃばかりといっても過言ではありません。

おままごとセット

今も昔も女の子が喜ぶおもちゃナンバーワンでしょう。最近は、どんどん精密になってきています。最近のおもちゃのレジは、本物の計算機がついていたりします。

電話

これも大人が使っているので欲しくなるおもちゃのひとつです。小さい子向けには、ライオンや象が応対してくれるものなどがありますし、大きくなるとキャラクターものがあります。これらもアニメのキャラクターの声で応対してくれます。ただし、5歳ぐらいになると本物の携帯を欲しがるようになるので、要注意。

メルちゃん人形

お風呂に入れると髪の毛の色が変わる人形です。着替えに乳母車、ベッドなど周辺グッズもあり、おもちゃ売場の一角には必ずと言っていいほどメルちゃんコーナーがあるので、人気のあるおもちゃなのでしょう。今、長女はサンタクロースがメルちゃんの乳母車をプレゼントしてくれるのを楽しみにしています。

メルちゃんの後追い(本当のところどちらが先かは知りませんが)でもう一種類似たような人形がでていますので(ウルトラマンとシルバー仮面の差ぐらい)、お父さんたちは自分の娘が欲しがっているのがどちらかを注意する必要があります。 いずれにしてもこういった赤ちゃんを模した人形を欲しがるのは、ひとえに女性としての遺伝子によるものではと思っていますがどうでしょう。

お人形

うちの長女は、お人形に興味を持ち出すのが遅い方だったみたいですが、メルちゃんに興味を持ち出すようになってしばらくしてからお人形にも関心を示すようになりました。以前から持っていた犬の人形に「ミーミちゃん」と名前を付けて一緒に寝ています。 動物の人形を大切にするのは、必ずしも女の子だけではないようです。物心ついたあとに男の子が動物の人形を欲しがる話は、あまり聞いたことがありませんが、物心つく前に与えられた人形は、一種の安心感を与えるものとして男の子にも必要な場合があるようです。全く覚えていませんが、ものぐさ父さんは小さい頃いつも熊の人形と一緒にねていたそうです。人によっては、これが毛布だったりもしますが。

この延長線上に、本物の赤ちゃん(理想的には、女の子。つまり妹。)があります。仲の良いともだちに妹など生まれようものなら、「どうしてうちには赤ちゃんがこないの?」と質問攻めにあうことでしょう(回答しようものにも、理由は複雑すぎてお父さんにもわからないことが多いです)。幸いうちの場合は、ねだられる前に次女懐妊となったため助かりましたが...

その後

長女は、まだ5歳なので今後どんなおもちゃを欲しがるようになるのかはよくわかりません。ただ、世の中の女性を見るとキャラクターのついた服や、鉛筆、筆箱などを経由してブランド好きになっていくのでしょう。恐ろしいことです。


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