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父、逝く

日記の日付: 2005年8月11日木曜日
日記タイトル: kosodate148_050811: 父、逝く

今日の夕方、私の父が亡くなりました。以前にも日記で書いたように、肝硬変により肝機能が落ちてきていることは承知していましたが、昨日入院したときは、また1週間ぐらいの入院で家に戻ってくるだろうとたかをくくっていました。明日と来週の月曜日にお休みといただいて、今晩にも実家に帰ろうと思っていた矢先でした。

もう一度、父に会って伝えたいと思っていたことをこの場をお借りして書きたいと思います。

まじめだけが取り柄で、決して人付き合いのいい性格というわけでもなく、要領のいい方でもない父でしたが、仕事を家に持ち帰り図面を引く姿には、多くのことを教えてもらいました。どちらかというと正反対の性格・体格の母と結婚する際に、祖母は母が丈夫だからという理由で選んだと聞いています。それほど、病気がちだったのでしょう。若い頃結核を患い、生と死の間をさまよいながらも生き延びた父を明るく支えてきた母を見ると、祖母の選択は正しかったんだな、と思います。

このところ具合が悪くなってからは、私が実家から離れていることもあり、叔母をはじめ多くの方に多大なサポートをしていただきました。そのことを感謝すると叔母は、

「お兄さんは、自分の女房の兄妹がひっきりなしに出入りしても決していやな顔をしなかった。おかげでいつも気兼ねなく立ち寄ることができたから。」
と言ってくれました。お姑さんで苦労した叔母は、うちの近所の会社につとめていたこともあり、毎朝のようにうちに立ち寄っていましたが、叔母にしてみればそれを自由にさせてくれた父に対して感謝の気持を感じてくれていることを知り、とても嬉しく思いました。

決して、ヒーローのような「お父さん」ではありませんでしたが、父のことが好きだったんだと言うことが今よくわかります。

愚直に人を信じ、騙されても恨んだりしない、かといって深く考えているようでもない不思議な人でした。肝硬変であること、自分の寿命があとわずかだということもわかっていたはずの父ですが、死に対してもまじめにたんたんと向き合っていたような気がします。

残念ながら死に目には立ち会えませんでした。母と叔母の話によると、苦しむことなく、逝ったようです。今回の入院の直後に、私が叔母にしたひまわりがお姉ちゃん/お兄ちゃんの洋服ダンスから服を出してたたんで遊んでいる話を叔母から聞いた父が、ひまわりに会いたいと言っていたそうです。妻の母が同じ病気で旅立つ直前に、ひまわりとのひと時を非常に喜んでくれたことを思い出すと、残念でなりません。

お父さん、あなたが好きでした。いつまでも私たちを見守って下さい。

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